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介護請求ソフトとは?導入するメリットや選ぶ際のポイント

お役立ち情報

2022.12.6

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「介護請求ソフトってやっぱり必要?」「導入するメリットを整理したい」などと考えていませんか。身近な存在だけに、改めて振り返りたい方もいるでしょう。多くの事業所が利用していることからわかるとおり、介護請求ソフトはできれば導入しておきたいソフトです。この記事では、介護請求ソフトの概要と導入するメリット、選ぶときに意識したいポイントなどを解説しています。検討中の方は参考にしてください。

    

介護請求ソフトとは

介護請求ソフトは、介護保険請求業務を行うために多くの介護事業所が活用しているソフトの総称です。介護保険制度に基づく介護サービスの利用者自己負担割合は1〜3割です。残りの7〜9割は、国民健康保険団体連合会(以下、国保連合会)へ請求する必要があります。参考に、居宅介護支援事業所における介護保険請求業務の基本的な流れを紹介します。

【請求の流れ】

  1. 利用者と契約を締結し、利用者へ利用票を交付する
  2. サービス提供事業者と調整を行い、サービス提供事業者へサービス提供票を交付する
  3. サービス提供事業者から受け取ったサービス実績票をもとに実績を確認する
  4. 給付管理票・居宅介護支援介護給付費明細書などを作成する
  5. 毎月、1〜10日の間に国保連合会へ給付管理票・居宅介護支援介護給付費明細書などを送付して請求を行う

以上の業務を行うため活用されているのが介護請求ソフトです。具体的に、どのような機能を搭載しているのでしょうか。

介護請求ソフトの機能

介護請求ソフトの機能は製品で異なります。多くの製品に共通する機能は次の通りです。

利用者登録

介護請求ソフトで扱うデータは、基本的に利用者に紐づけられます。したがって、ほぼすべての介護請求ソフトは利用者登録機能を備えています。登録できる情報は、氏名・住所・保険者番号・被保険者番号・要介護度・介護認定開始日・介護認定終了日・給付率・公費情報・保険者情報・医療情報・家族情報・住宅情報などです。利用者ごとにデータを管理するため、利用者の情報を変更すれば、各帳票の内容も変更されることが一般的です。

帳票作成

さまざまな帳票を作成できる機能も備えています。対応している帳票は製品で異なりますが、サービス利用票・サービス提供票・サービス実績票・給付管理票・介護給付請求書などを作成できるケースが多いでしょう。ケアプラン作成と帳票作成が連動しているなど、業務の効率化を進められるように設計されている点がポイントです。もちろん、多くの製品が利用者向けの領収書・請求書発行にも対応しています。

プラスαの機能

介護請求ソフトの中には、職員の勤務管理や給与管理などを行える機能を搭載しているものもあります。具体的な機能は多岐にわたるため、製品ごとの確認が必要です。

介護請求ソフトを導入するメリット

導入により期待できる主なメリットは次の通りです。

業務の効率化

最も大きなメリットは、介護保険請求業務を効率化できることです。もちろん、入力作業は必要ですが、導入により基本的には負担を軽減できます。例えば、利用者情報と帳票が連動していれば、利用者情報に変更が生じた場合も帳票ごとに手を加える必要はありません。

人件費削減につなげられる

介護請求ソフトの導入が人件費の削減につながる可能性もあります。介護保険請求業務を効率化できれば、当該業務に係る人件費を抑えられるからです。業務負担の軽減が定着率向上に結び付くこともあるでしょう。

情報の共有化

利用者の情報を1カ所に集約することで、情報の共有を図りやすくなります。介護請求ソフトの機能によっては、業務全体の効率化やケアの質向上につながることも考えられます。上手に活用すれば、事業所の運営にも良い影響が及ぶはずです。

国保連伝送ソフトとの違い

介護請求ソフトとよく似た機能を備えているのが国保連伝送ソフトです。介護保険請求業務を行える点は同じですが、両者の特徴は異なります。主な違いは次の通りです。

料金

介護請求ソフトは、導入・運用にあたり基本的に料金が発生します。具体的な金額は製品で異なりますが、導入コストを高くして運用コストを抑えているものや導入コストを低くして運用コストを高くしているものなど、さまざまな設定があります。基本的には、国保連伝送ソフトよりも割高になると考えられています。

機能

国保連伝送ソフトの機能は、基本的な介護保険請求業務だけです。介護請求ソフトのなかには、介護保険請求業務に加え、職員の勤務管理や給与管理をはじめとするさまざまな機能を搭載しているものがあります。両者を比較すると、対応している業務の範囲が異なります。

導入方法

介護請求ソフトの多くはクラウド型となっています。したがって、場所や時間を問わずさまざまなデバイスから操作可能です。また、サービス提供元が法改正への対応やメンテナンスを行うため、運用にかかる負担は小さいと考えられます。これに対し、国保連伝送ソフトはインストール型です。したがって、クラウド型の介護請求ソフトのように、異なるデバイスから操作するなどはできません。介護請求ソフトよりも利便性は低いといえるでしょう。

【関連記事】国保連請求ソフトの概要と導入するメリット・デメリット

介護請求ソフトを選ぶ際のポイント

介護請求ソフトには、さまざまな選択肢があります。どのような点を意識して選べばよいのでしょうか。

使いやすさ

地味でありながら職員に大きな負荷をかけるのが入力作業です。したがって、入力作業を省力化できる介護請求ソフトは、現場で支持を受けやすい傾向があります。例えば、自動入力機能を備えているものや音声入力機能を備えているものなどが考えられます。

ニーズに対応した機能

介護請求ソフトの多くは、請求業務以外をサポートするさまざまな機能を備えています。事業所のニーズに合致した機能を備えているものを選ぶと、業務効率を大きく改善できる可能性があります。自施設の課題を明らかにしてから、各製品の機能を比較するとニーズに合っているものを見つけやすくなるはずです。

業務を効率化できる介護請求ソフト

いかがでしたでしょうか。この記事では、介護請求ソフトについて解説しました。基本的には、請求業務をサポートするソフトですが、その他の機能も搭載しているものが少なくありません。業務の効率化を図れる点が魅力といえるでしょう。